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サイト管理

本記事では、パネルの「サイト管理」——宝塔(BT Panel)/1Panel に相当するサイトの全工程管理——について説明します。

ひとことで理解

サイトの作成、SSL 証明書(HTTPS)、リライト、ログ、パスワード保護などの設定をパネル上で完結させ、SSH 経由で対象サーバー上の Nginx を遠隔操作します。Nginx の設定ファイルを手書きする必要はありません。

機能概要

サイト管理を使うと、サイトの作成、SSL 証明書、リライト、ログ、パスワード保護などの設定をパネル上で完結でき、SSH 経由で対象サーバー上の Nginx を遠隔操作します。

前提条件

対象サーバーに Nginx がインストール済みである必要があります。

主な機能

サイトの作成

  • ドメイン、ポート、サイトのルートディレクトリを入力
  • Nginx のサイト設定を自動生成

リバースプロキシサイト

  • 作成時に「リバースプロキシ」を選び、ドメイン、ポート、リバースプロキシ先アドレス(http://localhost:8080 など)、WebSocket を有効にするかを入力
  • Nginx がそのドメインへのリクエストをリバースプロキシ先へ転送します(フロントエンド/バックエンドのデプロイ、Docker コンテナ、ポート付きのアプリなどでよく使われます)
  • サイト詳細 →「リバースプロキシ設定」でいつでも編集できます:リバースプロキシ先アドレス、ポート、WebSocket スイッチ、ドメイン。変更すると Nginx が自動でリロードして反映されます

SSL 証明書(HTTPS)

  • Let's Encrypt の無料証明書をワンクリックで申請/更新
  • HTTPS を設定し、自動的にリダイレクト
  • SSL メールアドレスの永続化:初回に入力したメールアドレスは保存され、同じサーバーでの以降の証明書申請で自動的に再利用されるため、繰り返し入力する必要がありません
  • 自動更新:SSL ページに「自動更新」の状態(certbot タイマーが動作しているかどうか)が表示されます。証明書の有効期限前に自動で更新されるため、3 か月ごとに手動で更新する必要はありません。あるサーバーで有効になっていない場合は、「ワンクリックで自動更新を有効化」をクリックすればよく(systemd timer / cron が自動的に作成されます)

リライト

  • WordPress、Typecho などのプログラム用に URL リライトルールを設定

ログ

  • アクセスログとエラーログを確認

パスワード保護

  • サイトのディレクトリに HTTP 基本認証(ユーザー名とパスワードによるアクセス)を追加

適用シーン

  • HTTPS 付きの正式なサイトを公開する
  • 既存のサイトに SSL を追加し、リライトを設定する
  • サイトの問題を調査する(ログを見る)

使い方

1. 対象サーバーの「サイト管理」に入る

2. 「サイトを追加」をクリックし、ドメインなどの情報を入力

3. サイト作成後、引き続き SSL、リライト、パスワード保護を設定できる

4. 設定を変更すると、パネルが自動的に Nginx をリロードして反映します

用語解説

  • Nginx:最もよく使われる Web サーバー/リバースプロキシソフトウェアで、パネルはこれを介してサイトをホストします。
  • SSL 証明書:サイトを HTTPS に対応させます(ブラウザのアドレスバーに鍵マークが表示されます)。Let's Encrypt は無料の証明書を提供しています。
  • リライト:「見やすい URL」(/article/123 など)を、プログラムが認識できる形式(?id=123 など)に書き換えます。
  • リバースプロキシ:あるドメインへのリクエストを別のアドレス(自機の特定ポートなど)へ転送します。
  • HTTP 基本認証:サイトにアクセスする前に、ユーザー名とパスワードの入力ダイアログを表示します。

注意事項

1. ドメインは事前に対象サーバーのグローバル IP へ解決しておく必要があります(DNS が有効になってから SSL を申請できます)。

2. Let's Encrypt の証明書申請には、80 番ポートがグローバルからアクセスできる必要があります(HTTP 検証に使用)。

3. サイト管理のウィンドウは最大化、ドラッグ、自由なリサイズに対応しており、長い設定を確認しやすくなっています。

4. 対象サーバーにグローバル IP がない場合(NAT/トンネル)、SSL 証明書の申請が制限されることがあり、ポートマッピングとの併用が必要です。